2019年4月1日をもって、サステイナビリティ学連携研究機構は、東京大学未来ビジョン研究センターに組織統合しました。本アーカイブサイトはリンク等が正常に機能しない場合があります。最新の活動状況は、IFIウェブサイトをご覧ください。
2018年7月10日(火)
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、2018年7月10日、武内和彦 IGES理事長(サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)機構長)および石井菜穂子地球環境ファシリティ(GEF)統括管理責任者(CEO)の監修による、「Big World Small Planet – Abundance within Planetary Boundaries」(2015 年 Johan Rockström、Mattias Klum)の日本語翻訳版「小さな地球の大きな世界 – プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発」を丸善出版より販売開始いたしました。
本書は、人類の活動拡大が地球システムそのものを脅かしている現状について、科学的知見に基づいて警鐘を鳴らすとともに、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)の範囲内で持続可能な社会への転換を促す新たな発展パラダイムを提唱しています。現在世界で進められている、「パリ協定」、そして持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施に向けた取り組みを加速させる上で示唆に富む内容となっており、国際社会で大きな注目をあびました。このようなことから、プラネタリー・バウンダリーの考え方は、本年4月17日に閣議決定された第5次環境基本計画でも言及されています。