2019年4月1日をもって、サステイナビリティ学連携研究機構は、東京大学未来ビジョン研究センターに組織統合しました。本アーカイブサイトはリンク等が正常に機能しない場合があります。最新の活動状況は、IFIウェブサイトをご覧ください。
2016年10月25日(火)
開催日 | 2016年11月14日 |
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会場 | 国連大学本部(東京) |
主催 | 国連大学 |
共催 | 環境省、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構、IPBES-TSU-AP、公益財団法人 地球環境戦略研究機関、生態系シナリオネットワーク(ScenNet)プロジェクト 、TSUNAGARI プロジェクト |
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価(アセスメント)し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織です。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進める気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもあります。
IPBESでは、現在、将来シナリオやモデルを用いて、人間社会のありうる将来的な発展とそれに伴う生物多様性や生態系サービスへの影響を予測し、それをグローバルなアセスメントに組み込むことを予定しています。その際、将来シナリオを作成する段階から多様な利害関係者が参加し、利害関係者間の対話を促すことで、利害関係者が有する多様な知識のシナリオへの統合や将来的な意思決定へのシナリオの活用が進むことが期待されます。また、ローカルから国家スケールでの様々な将来シナリオをいかにスケールアップして、国家超えたグローバルやサブグローバルなシナリオ構築につなげていくのか、はIPBESにおける地域及びグローバルアスメントにおいて重要な課題のひとつです。
このような背景から、本セミナーでは主に以下の3点を目的として開催します。
参加をご希望の方は、国連大学のウェブサイト(英語)よりご登録下さい。
オープニングセッション | |
13:00 – 13:10 | 開催挨拶 武内和彦(国連大学・東京大学) 環境省代表者 サルバトーレ・アリコ(ユネスコ) |
13:10 – 13:30 | IPBESにおけるシナリオとモデリングの最新動向 サイモン・フェリア(CSIRO) |
13:30 – 13:50 | IPBES グローバルアセスメントとシナリオの最新動向 エドアルド・ブロンディジオ(インディアナ大学) |
13:50 – 14:00 | Q&A |
メインセッション:ローカルから国家スケールでの生態系シナリオとアセスメント | |
14:00 – 14:20 | 日本の国レベルでのアセスメント(JSSA, JBOs) 齊藤修(UNU-IAS), 橋本禅(東京大学) |
14:20– 14:40 | 社会・生態システムの統合化による自然資本・生態系サービスの予測評価(PANCE project) 武内和彦(国連大学・東京大学) |
14:40 – 15:00 | 日本における陸域の自然資本と生態系サービスのモデル評価の研究事例 中静透(東北大学) |
15:00 – 15:20 | 日本における海域の自然資本と生態系サービスのモデル評価の研究事例 白山義久(海洋研究開発機構) |
15:20 – 15:40 | 休憩 |
15:40 – 16:00 | 異なる動的な気候ダウンスケーリングシナリオ下での日本のブナ林の潜在的な生息地の予測 高橋潔(国立環境研究所) |
16:00 – 16:20 | 哺乳類のグローバルな保全シナリオ(仮) カルロ・ロンディニニ(ローマ・ラ・サピエンツァ大学) |
16:20 – 16:55 | 総合討議: シナリオ・モデルでのスケールの取り扱い、アップスケールとダウンスケールについて |
クロージング | |
16:55 – 17:00 | 閉会挨拶 |
※本イベントは英語のみで開催されます。