エネルギー政策に関する意見聴取会で、電力会社の社員が出席して意見を表明したことで、会場においても、その外側でも、たいへんな反発を招き、政府は今後の意見聴取会で電力会社の社員は意見の表明を認めないと決めました。
それはそれでいいのですが、先にも公聴会がやらせではないかという問題が多々あったにもかかわらず、個人の立場であるにしても、意見聴取会に、電力会社の社員が出席したことには、状況認識のお粗末さを感じざるをえません。
どのような反応があるのか、もしもある程度真面目に考えていたのならば、いわば「自爆作戦」であったのかもしれません。世間の感情をあえて逆撫でするようなことを言って、自ら深手を負い、自社を原発の自縛から解き放とうという高度な作戦であったのかもしれません。
それはたぶんありえないでしょうけれど。
2012年7月19日(木)