サステイナビリティ学連携研究機構 客員准教授
国連大学 学術研究官
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サステイナビリティ学連携研究機構 客員准教授
国連大学 学術研究官
1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、米国タフツ大学大学院都市・環境政策研究科修士課程を修了。1994年から6年間、環境計画系コンサルティング会社にて国や地方自治体の数多くの環境計画づくりとそのための調査研究に従事する。2004年東京農工大学大学院連合農学研究科から博士(農学)学位を取得。その後、大阪大学大学院工学研究科(2004-2007年)と早稲田大学高等研究所(2007-2010)で助教として研究教育に従事し、2011年1月から現職。2011年4月からは東京大学大学院農学生命科学研究科の客員准教授を兼務。2011年から国際誌Sustainability Scienceの編集幹事。
も ともとは日本の里山のコナラ二次林の植生変化の実態とその要因について、環境を人および人の生活する社会との関連のもとでシステムとして捉える環境システ ム研究のアプローチから解析してきた。近年は、生態系サービスの科学的評価の概念枠組みを踏まえ、日本の里山だけでなく、アジアからアフリカの農村地域の 生態系サービスを対象として、社会経済変化と気候・生態系変動による影響評価、有効な生態系管理や適応策の提示、その社会実装に重点をおいた研究に取り組 んでいる。
主な著書に『農村計画と生態系サービス』(農林統計出版, 2014)、『余剰ゴルフ場』(一季出版, 2012)、『里山・里海 ─自然の恵みと人々の暮らし─』(国連大学高等研究所/日本の里山・里海評価委員会編, 朝倉書店,2012)、『植物群落モニタリングのすすめ』、日本自然保護協会編,文一総合出版,2005)、『生態学からみた里やまの自然と保護』(日本自然保護協会編,講談社,2005)などがある。
・アフリカ半乾燥地域における気候・生態系変動の予測・影響評価と統合的レジリエンス強化戦略の構築(CECAR-Africa)
・アジア農村地域における伝統的生物生産方式を生かした気候・生態系変動に対するレジリエンス強化戦略の構築 (CECAR-Asia)
・SATOYAMA Initiative 国際パートナーシップ関連研究
・生物多様性と生態系サービスに関する政府間政策-科学プラットフォーム(IPBES)に資する科学的評価と能力養成
・アフリカの持続可能な開発のための教育(ESDA)
・食の分かち合いと低炭素・循環型供給システムの融合による持続型社会形成の追及