サステイナビリティ学連携研究機構 客員准教授
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サステイナビリティ学連携研究機構 客員准教授
略歴
ブレンダン・バレット氏の国連機関でのキャリアは、1995年の国連環境計画国際環境技術センター(UNEP/IETC)に始まり、現在の国連大学に至る。1983年にヘリオット・ワット大学の都市計画学部を優等学位で卒業し、1997年にオックスフォード・ブルックス大学技術・デザイン・環境学部プランニング学科博士課程を修了。環境プランナーとして訓練を積んでいる。
その後、大規模なプロジェクトの環境アセスメントを行う英国内の民間会社に勤務し、また日本で環境政策や影響評価に研究者として携わった。1997年以降、複雑な社会や環境のテーマについてどのようにコミュニケーションや教育を行っていくのが最良であるかの研究・調査をしている。また、岩手環境ネットワーク、グローバル・ヴァーチャル大学(ノルウェー政府資金による)、アジア・パシフィック・イニシアティブおよび世界情報社会サミットにおいて国連大学の責任者を務めるなど、数多くの大規模プロジェクトにおいて調整役を担っている。2008年、バレット氏は国連の活動に関連のある主要なトピックを相互に探求する、受賞歴のあるウェブマガジン、Our World 2.0 を立ち上げるのに中心的な役割を果たした。現在、国連大学のサステイナビリティ学修士課程の一部である、気候・エネルギー・食料安全保障、およびサイエンス・コミュニケーションの2つのコースを教えている。
バレット氏はさまざまなジャーナル編集の実績があり、2006年よりIUCNの教育とコミュニケーション委員会のメンバーをつとめ、また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書の作成に専門査読者として参加。現在の研究対象は、環境アセスメント、環境マネジメント、政策決定、エネルギー安全保障、気候変動、人間の安全保障、自然災害マネジメント、ウェブコミュニケーションズ、ソーシャルメディア、オンライン学習、環境教育、ナレッジ・トランスレーション、ナレッジ・マネジメント、およびサイエンスコミュニケーションなどである。