これだけインターネットやケータイが発達していながら、1年に1回だけの年賀状のやりとりがまだ続いているのはちょっと不思議です。
「今年もよろしく」と書いても、「よろしく」する何かもなくて、ただ年賀状だけが往き来していると、もうここらが潮時かなと思ったりもするのですが、相手のいることですから止めるのは難しいです。年賀状でしか付き合いがない相手だとなおさらです。
昨年は約30年ぶり高校の同窓会を開き、そのときに年賀状が役に立ちました。細々と年賀状が続いていたおかげで、何人かの同窓生に案内状を出すことができ、そのほとんどが出席してくれました。ただ、出欠席の返事はみなメールでもらい、その後の連絡はすべてメールです。
新規に年賀状を出すことはまずないので、今後は自ずと減っていくだけなのでしょう。いつかは最後の1枚ということになるのでしょう。そのときに、寂しいと思うのか、すっきりしたと感じるのかは、わかりません。
面倒と思いつつも、まだまだ欠かせない習慣として年賀状があるのでしょう。