シンポジウム

公開シンポジウムは、おかげをもちまして終了いたしました。

公開シンポジウム
持続可能な社会の実現に向けて-シナリオプランニングの手法を用いた長期的戦略の構築
 ~ ロイヤル・ダッチ・シェルグループ 「New Lens Scenarios」 ~
開催日時:2013年 10月 28日(月)15:00~17:00
会場:東京大学 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩ホール

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趣旨

 エネルギーや地球環境の持続性(サステイナビリティ)のための技術開発やエネルギー政策を検討する上で、将来起こり得る環境変化を複数のシナリオとして描き出すシナリオプランニングは、戦略的思考・立案や意思決定をする上で重要な手法のひとつです。IR3Sでも、公共政策大学院と連携しつつ、タイやベトナムについてのシナリオの作成を試みています。
 1973年以来、40年間途切れることなく、社内にシナリオプランニング専属チームを維持し、企業戦略検討ツールとして活用している企業として、ロイヤル・ダッチ・シェルグループ(以下「シェルグループ」と略す)があります。シェルグループは20世紀初頭に誕生した国際エネルギー企業で、日本では、石油・電力ビジネスを中心に昭和シェル石油株式会社、ガスを中心にシェル・ジャパン株式会社、ソーラーを中心にソーラーフロンティア株式会社が活動しています。
 シナリオプランニングは未来学の一種です。未来を予想することなど極めて困難であるので、未来のありうる姿を、複数、制作します。更に、複数のシナリオを聞いた人が、それぞれが同じ確率で起きると感じるように工夫しています。
 「New Lens Scenarios」は、2013年春に完成したグローバルシナリオを指します。この作品では、まず、長期未来世界に向かって社会・経済・ 政治・技術などが変化してゆく様を二通り想定して、それぞれを活写します。次にそれらを踏まえて世界のエネルギー問題・環境問題の展開を、同じく二通りに整理して説明しています。
 「Mountainsシナリオ」と「Oceansシナリオ」。前者は、格差社会、政府の力が強い低成長シナリオ。後者は、新興国の順調な成長に因り資源問題と地球環境問題が深刻化。大きく異なるふたつの未来像ですが、読めばどちらも起きそうな気がしてきます。まさにシナリオプランニングの真骨頂です。
 この度、シェルグループのシナリオプランニングチームで「New Lens Scenarios」の作成に携わったお二人が来日する機会を捉え、シナリオの報告と内容についての議論の場として、以下の要領でシンポジウムを開催いたします。

概要

開催日 2013年10月28日(月)15:00~17:00(開場14:30)
会場 東京大学 伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩ホール
使用言語 英語(同時通訳あり)
参加費 無料
定員 350名 (申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。)
主催 東京大学国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)
共催 東京大学公共政策大学院 科学技術と公共政策研究ユニット(SciTePP)
昭和シェル石油株式会社
お問い合わせ 開催内容についてのご質問は下記までお問い合わせ下さい。
公開シンポジウム 連絡担当(株式会社サイマル・インターナショナル内)
E-mail:ir3s@simul.co.jp
TEL:03-3524-3133

プログラム

開会挨拶
15:00~15:05
武内 和彦
(東京大学国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)機構長)
New Lens Scenarios
15:05~16:15
Dr. Cho Oong Khong
(Shell International)

Ms. Esther Bongenaar
(Shell International)
コメントセッション
16:15~16:55

【コメンテイター】

田中 伸男
(東京大学公共政策大学院教授 前IEA事務局長)

城山 英明
(東京大学公共政策大学院教授、副院長)

藤井 康正
(東京大学大学院工学系研究科教授)

後藤 康浩
(日本経済新聞社編集委員)


【司会】

角和 昌浩
(東京大学公共政策大学院客員教授)
閉会挨拶
16:55~17:00 新井 純 (昭和シェル石油株式会社 代表取締役グループCOO)

注)掲載資料の無断使用・転載・複製は禁止します。


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